2020/06/19

【Python】Google People API でGoogle連絡先を取得する


Google連絡先の取得、追加、削除などを行うにはGoogle Contacts APIGoolge People APIが利用できます。
しかし、Contacts APIは、People APIに置き換わっていくそうなので、これからGoogle連絡先と連携するアプリケーションを作成する際はPeople APIの方を用いると良いかも知れません。
個人的な経験ですが、G SuiteのGoogle連絡先を更新する時Contacts APIでは上手く行きませんでしたが、People APIでは更新できました。ですが、今のところ、People APIではContacts APIの機能を全て互換出来ている訳ではない様です…

PythonからPeople APIを使う

Google People APIをPythonから使うためのサンプルコードとしては、公式ドキュメントに記載してあるPython Quickstartがあります。

本サイトでは、会社のデータベースや年賀状作成ソフトから出力した住所録のcsvをGoogle連絡先に同期させることを目標として、プログラムを作成しようと思います。
本記事では、Python Quickstart内のquickstart.pyを元にGoogle連絡先のデータを取得・表示するコードを作成したものを公開します。

People APIの有効化と必要なライブラリのインストール

まずは、Python Quickstartの内容に従って、サンプルコードquickstart.pyが動く状態にします。
下記のコードでは、ここでダウンロードしたcredentials.jsonをそのまま利用します。
また、People APIは、現時点ではPython 2.6以上に対応していますが、Python 2系統はサポートが終了し、Python 3系への移行が推奨されることから、
本サイト記載のコードは、Python 3系環境で実行することを想定しています。

問題点:people.connections.listのpageSizeの上限

公式ドキュメントによると、記事作成時(2019.06.19)時点では、pageSizeは1~1000の間しか設定出来ない様です。(少し前まで上限は2000だった様な…?)
この上限を超える件数の連絡先を取得したい場合は、nextPageTokenを利用すると良い様です。


作成したコード

必要なファイル:credentials.json

以下のページにAPIの仕様がまとまっているので開発の上で役に立つかと思います。

続き

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