2022/03/20

【Python】foliumで複数の地図タイルを切り替えて表示する方法

以前、「【Python】foliumで地質図を表示する方法」という記事を書きましたが、実用していく上で、地図タイルを切り替えられると便利だなと思い当たりました。

本記事では、複数の地図タイルを切り替えて表示する方法を紹介します。

以前の記事で紹介した地理院地図のタイルとシームレス地質図のタイルを例として、地図タイルの切り替えを行います。

出力結果


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2022/03/15

【Python】pptx形式のPowerPointファイルからテキストデータを抽出する

PowerPointファイルからテキストデータを抽出することで、テキストマイニングや文書ファイルの検索といった応用が可能になります。
本記事では、pptx形式のPowerPointファイルからテキストデータを抽出するPythonスクリプトについて、三種類の手法を比較して紹介します。

python-pptxを使用する


python powerpoint テキスト 抽出」などで検索してよくヒットするのが、「python-pptx」を使用する方法です。
python-pptxは、pptx形式のPowerPointファイルを操作できるpythonライブラリで、Pythonによるスライド作成の自動化などの記事をよく見かけますが、作成だけでなく読み取りも可能です。
注意点として、読み取り・書き込みパスワードや権限が設定されている場合は利用出来ないという問題があります。また、「x」のついていない方の.ppt形式のPowerPointファイルは開けないので、何らかの方法で.pptxに変換する必要があります。

例1:

Pythonの標準ライブラリを使用する


Office 2007 以降で保存可能になった.docx, .xlsx, .pptx といった拡張子のOfficeファイルは、XMLファイルなどをzip圧縮したものです。したがって、「re」や「zipfile」、「xml.etree.ElementTree」といった標準ライブラリだけを用いて読み取ることができます。
python-pptxを使用する場合と同様に、読み取り・書き込みパスワードや権限が設定されている場合はzipが解凍できないため利用出来ないという問題があります。また、.ppt形式の場合も、zipファイルではないので開けません。
ライブラリを追加したくない場合などはこの手法が使えると思います。

例2:
参考:

pywin32(win32com)を使用する


Windows環境で実行するという条件がつきますが、この方法であればパスワードや権限が設定されているPowerPointファイルからもテキストが取り出せます。win32comとかPyWin32とかPython for Windows extensionsとか呼ばれているライブラリを用いる方法です。
VBAで操作することに慣れている場合は、細かいところまで手が届くので良いかと思います。この方法だと、PowerPointのアプリケーションを経由して情報が抽出されるので、PowerPointアプリにアカウント設定がされていれば、権限設定のある.pptx形式のみならず、.ppt形式のPowerPointファイルの場合も操作可能です。
問題として、WindowsPowerPointアプリのインストール・設定が必要となるので、環境構築の手間がかかります。

例3:
参考:

win32comを使用することで、.pptファイルを.pptxファイルやpdfに変換することもできるので、上記の手法などと組み合わせて使うというのも一つの手かもしれません。

ここまで紹介した例では、「ノート」の中身のテキスト抽出について触れていませんでしたが、やり方を紹介されている方を見つけたのでリンクを掲載させていただきます。


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