2025/05/28

【Python】foliumでGoogleMapsや航空写真を表示する方法

過去に似たようなfoliumの使い方の記事を何本か書いていますが、今回はGoogle MapsなどGoolge系を中心に背景地図として重ねる方法をまとめておきます。

 
 ⚠️ 注意
本記事では、Google Maps系の地図タイルを foliumに読み込んで表示する方法を紹介していますが、これらのタイルURLはGoogleが公式に公開しているものではありません。今回の方法はあくまで個人の検証・学習・備忘録用として記録しており、自己責任での利用を前提としています。公開用途や商用利用には適さない点をご注意ください


Google Mapsの背景地図タイルURL一覧

表示モード タイルURL(tiles= に指定) 説明
Google Maps https://mt1.google.com/vt/lyrs=m&x={x}&y={y}&z={z} 通常の地図表示
Google Satellite https://mt1.google.com/vt/lyrs=s&x={x}&y={y}&z={z} 航空写真
Google Hybrid https://mt1.google.com/vt/lyrs=y&x={x}&y={y}&z={z} 航空写真 + ラベル
Google Terrain https://mt1.google.com/vt/lyrs=p&x={x}&y={y}&z={z} 地形図(陰影・地勢)
Google Maps系のタイルは通常、ズームレベル 0〜18 に対応しているみたいです。


サンプルコード



foliumで使う場合の操作制限について

foliumでGoogle Maps系のタイルを表示する場合、Google Maps公式のような細かい操作はできません。
  • 背景地図は静的なタイル画像を重ねているだけなので、マップ上のオブジェクトをクリックして情報取得やルート検索はできません。
  • ズームやパンはfolium(Leaflet)が対応しますが、Google Maps特有のストリートビューや動的情報の表示はありません。
  • マーカーやポップアップはfoliumで自由に配置できますが、Google Mapsのような豊富な連携機能はありません。

これらの点を理解したうえで、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。
Google Mapsのようなインタラクティブな地図体験を期待する場合は、Google Maps APIなどの公式ライブラリを利用しましょう。


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